家族を持つこと

人は自分の味方を増やすために家族を持ちたがる。それが家族が欲しいという動機だ。

しかし家族はずっと自分の味方でい続けてくれるとは限らない。パートナーはずっと自分の側にいてくれる存在でい続けてくれるかはわからない。人は変わる。また人は外部の環境に依存して存在している。だから外部の環境からも影響を受ける。

その人のいる場所や外部にいるほかに付き合う人たちなど。家族だけで付き合う人を限定して生きていくことはできない。

また子供が生まれた場合、子供はいずれ自立して自分の考えをもって生きていこうとするだろう。親の考えを正しいと思って生きてくれるとは限らない。親とは違う考えを持つようになり社会の一員として家族からは離れていくこともありうる。

極端なことを言えば将来自立した子供は親とは相いれない共同体の側に移行することも起こりうる。

子供の場合は親とは世代が違うので、親とは世代の違う人たちと付き合って生きていくことになる。親とずっと一緒に生きていくことはできない。だから生きていくうちにふさわしい自分の考えを受け入れて成長していく。