承認欲求について

承認欲求とは他者から認められたいという感情である。人間に他者を気にする承認欲求という感情が備わっているのは、人間が生きるために群れを作るようになったためだと思う。

他者のことを気にしない人間は群れを作ることをしたいと思わないだろう。それでは困るから他者を気にする感情が人間に備わっているのだと思う。もし人間が群れを作らない方向に進化?していたとしたら承認欲求という感情も人間に備わっていなかった可能性がある。たまたま人間が群れを作る性質を持つようになってしまったから、他者を気にする感情が備わってしまったのだと思う。人間の個体が生存に有利になるためには、承認欲求が備わっていない人間と承認欲求が備わっている人間では承認欲求が備わっている人間のほうが生存に有利になる可能性がある。だから承認欲求を強く備えている個体のほうが人間の中で多いだろう。承認欲求はあくまで生存可能性を高めるのに有利だから備わっている感情であるので、承認欲求が満たされることに強くこだわりすぎるのは問題だと思う。承認欲求に強くこだわりすぎて、本来の目的である個体の生存を有利にする可能性を高めるという効果が見られない状態になっている人がいる。承認欲求が満たされることにこだわりすぎて自分の生存に問題がでるほどの精神状態に陥っていくのは本末転倒である。