2021-01-01から1年間の記事一覧
人は自分の味方を増やすために家族を持ちたがる。それが家族が欲しいという動機だ。 しかし家族はずっと自分の味方でい続けてくれるとは限らない。パートナーはずっと自分の側にいてくれる存在でい続けてくれるかはわからない。人は変わる。また人は外部の環…
以前ある本に書いてあったのだが、人には2種類のタイプの人がいて、人の言ったことを素直にそのまま受け取るタイプの人と、人は本当のことを言わないと思っているタイプの人がいるそうだ。 人の言うことを素直に受け取るタイプの人の場合、誰かが自分のこと…
こうであればいいのに~とかこうだったらいいのに~という願望を口にするばかりで実際に何も行動をしない人がいる。その望みをかなえるために具体的な行動をすればいいじゃないかと外野の目には映る。しかし何も行動をしない。それはなぜなのか。 それはその…
自分は弱者の側であるというポーズをとることの意味は自分はあなたより立場が下で弱い側であるという表明である。それは誰かに助けてもらいたいときに行う。つまり人から助けられる立場になるためには、自分は弱者であるというポーズを取らなければならない…
一般的な人の世界観は付き合いたくもない人たちと付き合い続けていかなければならない狭い共同体の中に閉じ込められてそこからは出ることはできない、となっている。つまり付き合う人は選べない。基本的に生まれた場所に我慢して居続けるしかなくて、そこに…
通常の状態だと自分を仲間だと思ってくれる人が誰なのかわからない。誰が敵になりうる人か誰が仲間になりうる人なのかをはっきり可視化しないと不安だ。 だからこの人は自分の敵であると誰かを名指しする。誰か特定の人を攻撃してみたりする。そうすると自分…
ツイッターで会うだけの人にマウンティングしたくなるのはなぜなのか。 たぶん同じ身内の共同体内にいる人と勘違いしてしまうからなのではないか。 同じ身内の共同体内に順位がある場合、順位の高低で自分の取り分が変わる可能性があるから。共同体内で共有…
共同体維持のためにする中身のない会話は悪いのだろうか。おそらく何も問題が発生していない通常の状態では中身のない会話をして一体感を築き共同体を維持し続けることはそれなりの意味がある。問題は共同体内に何か問題が発生したときだろう。 共同体維持の…
人は現状維持が好きだ。できるだけ現状維持をしたまま自分が普段から行っている行動様式を変えたくない。新しい行動様式を身に着けることは敷居が高い。新しい行動様式に移行したほうが今の状態からよい方向へいくのではないだろうかと期待できても、現状維…
現実的に物事を考えて何ができるかを実行すべきだと考える現実主義者は影響力がないかもしれない。現実にできることというのは実にささやかなことである。自分が実際に行動してできるささやかなことを少しずつ積み上げて前進していくという道は、地道で目立…
敵を自分の自由意志で選ぶことはできるのだろうか。たいてい、自分がたまたまかかわりをもっていた相手の争いに巻き込まれたりして、自分で選んだわけでもない人たちを相手とする敵・味方の関係ができており、自分でえらんだわけでもない相手と戦う羽目にな…
古い時代においては人は顔見知りの人たちだけがいる小さな身内だけの共同体内に閉じこもって暮らしていた。外の共同体の人たちとのかかわりをほとんどの人たちはする必要がなかった。おそらく共同体内のチームリーダー的存在の人とそのバックアップをするよ…
一般の人は自分がつきあってみてなんか嫌な感じを受ける人と付き合うことを避ける。成功する人は自分の目的をかなえることに利用できそうな相手であればだれとでも協力関係を作ることができる。付き合う人をえり好みしない。ただし目的のために有用である限…
幸せになろうとすることは本能に逆らって生きようとすること。本能に逆らって生きようとするとなぜか損をするような気分になるため、心理的抵抗感が半端なく強い。だから本能に逆らって生きることは大変難しい。
規範意識の強い人がいる。~(人間なら、男は、女は、など)はこうでなければならない、~するべきだ、という規範、共同体から求められている役割をきちんと果たす人間でいなければならないという意識がとても強い人。規範意識が弱い人は、共同体から無言で…
大抵の人は自分のどう行動するのかを自分の周りの人たちの行動を見てから決める。 自分の周りにいる普段よく接する人たちの行動を模倣しておけば間違いはないだろうと予想する。同じような行動をしておけば無難な選択だろう、そう思って同じような行動をして…
自分には仲間がいると思いたい場合、対立しているグループのどちらかに参加すればよい。共通の敵を設定すれば連帯が簡単にできる。人は一人一人違う。仲間だと思える相手は自分と同じところがある人に限られる。しかし自分とこの人は同じだと直観的に思えて…
コロナ禍でも人に合いに行く人は、人と交流すると自分の生存が有利になるという生存戦略を採用して生きてきた。人にはその人独自のお気に入りの生存戦略がある。どの生存戦略を選んでいるかはその人独自の性質に影響される。 たとえば人と会うことがあまり好…
新型コロナウイルスで起きると予想されること。ほとんどの人が軽症で済んだとしても、その中の誰かが重い症状になること。 誰かに会いに行った結果感染が広がった場合、ほとんどの人が軽症で済んだとしても、その中の誰かが重い症状になったりして差が生じる…
他の人の考えを理解するには、その人の考え方がどういうわけで成り立っているのかを知ることが必要になる。そのためにはその人がどういう人生を送ってきたのでその考え方を持つに至ったのかを知る必要がある。 他の人の考えを理解するにはその人の人生を知る…
孤立した状態でいることは健康によくない。孤立した状態でいると精神的にも悪い影響が出る。だから人は孤立した状態でいると、人と交流をしたくなる。人と交流することで健康状態もよくなり、精神にもよい影響が出る。これは本来よいことだ。 しかし感染症が…
災害時に生き残るには、今築いている親密な間柄の家族や友人たち、自分の大事な仲間たちと共に生き延びることはいったん諦めなければならない。今の危険な状態から自分ひとりの命を守ることを優先して逃げることをする。 生き延びた後に生き延びた人たちの中…
好きたタイプはどういう人ですか?という質問がある。しかしこの質問はおかしいのではないだろうか?人は誰かと知り合って交流をした後に、自分はこういう感じの人を好ましく思うのだということがわかるのであって、誰とも交流していない段階で自分が好まし…
日本人は困っていそうな見知らぬ人を助けない、見て見ぬふりをすると言われる。 それはなぜなのか。おそらく困っている人はその人の身内が助けるべきであると考えているからではないのだろうか。自分の身内以外の人を助けることに抵抗があるのだ。 欧米では…
コロナ禍で人に会いにいかないのは、もし会いにいってしまって感染を広げる結果になった後、誰に責任があることにするのかを決めるための責任のなすりつけ合いになってもめることになり、関係の破綻が起こることを回避したいからである。 人に迷惑をかけたく…
人が自分の都合のいいように現実をゆがめて解釈するのはなぜか。人が生きてきた環境はそんなによい状態ではなかったから。現実をまともに受け止めて認識してしまったら、生存できる可能性は少ししかないだろう、死んでもおかしくないほど状況は悪いだろうと…
感情は人を騙して自分の利益にならないことをさせることがある。ある強い感情がわきおこるからそれをしたい強い欲望を抱くことがある。自分がそんなに強い感情を抱いてそれをやりたいと思うからそのことをせざるを得なくなる。しかしその行為を実行すること…
人には自分が強くやりたいと思うことをやれば自分に利益がもたらされるだろうという強固な思い込みがあるようだ。しかし必ずしもそうなるとは限らない。 あんなに強くやりたいと思うからやったのに実行した結果が自分に利益をもたらすことにつながらなかった…
日本の場合は同じ共同体にどれくらい長くい続けることができているかが評価される。 それは共同体内の理不尽なシステムにどれくらい我慢強く従い続けることができたのかが評価されることを意味する。つまり評価の基準は我慢強さである。
多様性は必要だということを実感するためには、全人類が自分と同じタイプの人だけだったら社会は成り立つのかを考えてみればよいのではないのだろうか。 自分が人前に出るのが苦手なタイプだったら、人の注目を浴びることをしたがらない人だけで社会が構成さ…