2024-01-01から1年間の記事一覧

火垂るの墓について

火垂るの墓という物語がある。火垂るの墓の主人公が厄介者扱いされるからといって親戚の家を出るという無謀な行動をとったことを非難する意見がある。我慢して親戚の家にいえば主人公たちは死なないですんだのだから愚かな行動だという意見である。それでも…

何か行動していればフリーライダーに見えない

人はフリーライダーだと思われることを避けたい。そのためには何らかの行動をしていればよい。行動をしている人はフリーライダーだと思われなくて済む。何もしていない人とフリーライダーの見分けはつかない。だからフリーライダーだと思われたくないという…

SNSの魅力

SNSの魅力は自分の発言で人に影響力を与えることができることに対する心理的満足感である。まわりの人に影響力を与えることは自分の生存を有利にできることにつながる。しかしこれはあくまで自分が実際交流のある人たちに囲まれて暮らしている実際の共同体の…

SNSからキャンセルされると不幸せになるのか幸せになるのか

誰かがSNSのIDを凍結される嫌がらせを受けてSNSができなくなると、その人はその後不幸せになるのか幸せになるのか。 もしその人がSNSができなくなることでリアルな人間関係にちゃんと向き合ってそこで人間関係を深めることができるようになるのならば、その…

人口減少が問題?

人口減少が問題ではないのではないのか。すでに増えてしまった今の人口の分の食い扶持を維持することが難しくなっていると考えるようになっていることが問題なのである。すでにいる人口の生存が維持できないと内心思っているので人口を増やす気にはなれない…

人はなぜ争うのか

人はなぜ争うのか。それは争っている間は誰が自分の味方で誰が敵なのかが明確になるからだろう。誰かと争いを始めれば、自分の周囲にいる人の誰が自分に味方をしてくれるのか、誰が敵側につくのかが明確になる。自分の味方が誰であるかが可視化されると安心…

責任を負うことのメリット

責任を負う行為をする人がいないという問題がある。なぜなら責任を負うことをしても何もメリットがないから。メリットがないどころか責任を負う立場になったら周りの人たちから責められるだけであるからだ。しかしメリットはある。責任を負う立場という面倒…

協力してやるべきことがあるときに仲間ができる

仲間だと思える人たちと仲間だと思えない人たちがいるわけではない。協力してやるべき課題を見出した時に協力者を集め、協力活動をしている最中に仲間だと思える人たちが自然にできあがるのだ。つまり仲間を手に入れるためには協力してやるべき課題を見出す…

人は身内集団内でどうふるまう方がよいかということしかわからない

人は古い時代において身内集団を作って暮らしてきた。だから身内集団内でどうふるまう方がよいかということしかわからない。だから身内の人間が間違いを起こしてもかばいだてをする。そして自分たちの共同体が正しいのだと主張する。またマウンティングをし…

SNSでトラブルが起こる理由

人が日常でする会話は基本的に顔見知りの人たちの間で交わされる。顔見知りというのはどういうことかというとある程度の期間付き合いがある相手であり、この人はこういう人だということがわかっている相手である。だから話す内容+それを話すのはAさん+Aさん…

国家は気に入らないかもしれないがほかの共同体よりまし

人が生まれ落ちた時にすでに国家という体制がある。しかし国家は居心地が悪い。なぜか気に入らない。その理由はおそらく自分が選んだわけでもない人たち、場合によっては気に食わない人たち、あるいは嫌いな人たちと勝手に同じ共同体の一員としてチームを組…

必要なのは欲望を修正すること

よりよい状態で生きるには欲望を修正することが必要である。たいてい人は漠然と実現しそうにないことを欲望している。たとえば、何もしないで幸運が転がり込まないかなというような都合の良いことを考えている。その場合、自分がどのような状態だったら幸せ…

弱い側は敵と戦わずに降伏することを選ぶ

弱い側は敵が攻めてきたら戦わずに降伏するまたは逃げることを選ぶ。なぜならば弱い立場にいる人は少人数の同じような弱い立場の人たちと共同体をつくり、その中で協力してぎりぎりの状態で生きている。だから余力がない。戦うには資源がいる。資源を多く持…

協力する機会の喪失

何人かで集まって協力して何かをやり遂げるための機会がないのが問題なのである。協力して何かをやり遂げることができたという精神的な満足感を満たす機会がない。だからなんだか生きていてもむなしい。集まって協力して何かをやり遂げる機会がある人もいる…