2022-01-01から1年間の記事一覧

医療従事者であっても反ワクチン派になるのはなぜなのか

医療従事者であっても反ワクチン派やニセ科学信奉者になってしまうのはなぜなのか。それは専門家であっても理解できない難しいことが多くなっているからではないのだろうか。医療従事者だからといってワクチンについてあるいは医療についての科学的な内容を…

閉塞感はなぜ生じるのか

閉塞感はなぜ生じるのか。現状がよくないと思われるときに、現状をよくするためのよいやり方が思い浮かばないからである。そのため何もできない、することができないという現状に対するコントロール感を失うことより閉塞感は生じる。しかし現状をよくするた…

外部の人たちと交渉することについて

外部の人たちと交渉することはできるのだろうか?人が誰かと何かについて交渉しようとするとき、交渉相手のことをよく知らなければならない。そのためにはその交渉相手とある程度交流することが必要になる。交流を通じてしか相手のことを知る方法がない。し…

みんなで幸せになる方法だけがない

みんなで幸せになる方法だけがない。それが問題なのだ。自分だけが自分なりに幸せになる方法はあるけれども、それでは人は満足しない。自分ひとりだけ幸せになることができたとしてもそれは後ろめたいことで堂々と自分は幸せであると宣言することができない…

人はメリットには気づかない

人はメリットには気づかないのではないのだろうか。デメリットは嫌でも目に入るのでデメリットにはすぐに気づく。しかしメリットには気づくだろうか。そのメリットが当たり前のように存在しているとき、人はこのメリットは何から生じているのだろうか?とい…

仲間がいると生存に有利になるのか?

仲間がいると生存に有利になるのだろうか? 人が生きていけるのは現代では資本主義の分業システムにアクセスできるからだろう。 資本主義の分業システムにアクセスするためにある程度確実なのはお金があることである。だから現代では仲間を求めるよりもお金…

身内集団内に起こる分断のパターン

人は自分が仲間だと思える人たちと一緒に過ごすことのできる身内集団を手に入れることができれば安心感を得ることができる。しかし身内集団だけで生きていくことは実は可能ではない。身内集団は身内集団だけで完結しているわけではなく、外部にあるいろいろ…

何かを成し遂げること

人は一人では何事も成し遂げることはできない。何かを成し遂げたいのなら自分の実現したいことのために協力してくれる人たちを募らなければならない。しかし他者の手を借りるということは自分が意図したことではない結果がもたらされることになるかもしれな…

好きなものの設定

自分に好きなものがあるという設定を作るのは他者に受け入れられる安心できる人間であることを装うためである。何らかのものを好きであるという感情がある人間はつきあっても大丈夫だと思われる人だと見なされる。好きという感情を持たない人というものがも…

中間共同体が衰退するのは

中間共同体が衰退したとよく言われる。それはなぜなのだろうか。 中間共同体のような少人数の顔見知りのメンバーで構成される小共同体は共同体の維持が難しくなる。なぜかというと、メンバー同士が対等である状態が維持されることで成り立っている共同体だか…

国家という共同体がうまくいったことがもたらしたもの

人の作った国家という共同体がごく一部の地域でどういうわけかある程度長期間維持することに成功した。その成功がもたらした問題がある。それは国家が長期間運営できているので人が共同体をある程度長期間運営して維持する能力を持っているはずなのだという…

人が問題解決を避けるのは

何か問題があっても人は問題解決を避ける。問題解決をなかなかしようとせずに先延ばしをする。問題解決には時間と労力がかかるのでそのような面倒なことはなかなかしたがらない。先延ばしにして放置してしまう。そのうち問題が消えてなくならないかなという…

仲間と共に戦う物語

仲間と共に協力しながら何らかの戦いをする物語はよくテーマとして書かれている。皆仲間と共に協力しながら困難な戦いをして成長していく主人公がいるような物語が好きだ。絶対勝てないと思われる強力な相手に仲間と共に知恵を絞りながら戦い勝利していく、…

身内だから許されていた言動について

身内の共同体内では大目に見られていた人が外部の人たちから問題のある言動をしていると咎められることがある。しかし身内だからその振る舞いが許されていた人というのは本当にいるのだろうか?その人は身内の共同体内で権力を持っていたから、問題があるふ…

責任ある行動をしないのは

責任ある行動を人はなぜしないのか。それはそのような行動をすると共同体から追い出される可能性があるからだろう。責任ある行動は何らかの問題を解決するための行動である可能性が高い。しかし共同体内のメンバーすべてが納得して同意できる解決方法は存在…

メリットとデメリット

メリットだけがあるものは基本的に存在しない。必ず何かしらのデメリットがある。たいていの人はメリットが大きくデメリットが小さいことを選択したい。たとえばメリットが8割あり、デメリットが2割ぐらいであるものが存在すれば、人は割と積極的にそれを選…

人は自分の経済的利益になることをするという考え方

人は自分の経済的利益になることをするという考え方はなぜ作られたのか?それは争いが起こることを防ぎたかったからではないのだろうか。 自分の尊厳を損なわれたり、自分の名誉を傷つけられたと感じると人は争いを起こす。自分の尊厳を損なったり、自分の名…

人を助けることが気軽にできるとは?

かつての日本では気軽に人を助けることができていたと言われることがある。それは実際どうだったかはわからない。がもしかつての日本で人を助けることが気軽に行われていたとしたら、それはどうしてだろうか。おそらく気の毒な状態にいる人を見かけると、か…

家族を持つことを避けるようになったのは

人は家族を持ちたがる。それは心を赦せる親密な関係になることのできる相手が欲しいからだ。しかし心を赦すことのできる相手との人間関係のトラブルは深く傷つくものになる。心を赦している相手、自分の仲間である、身内であると信じている相手との関係が悪…

資本主義が現れたせいにされていたこと

資本主義が現れたから、人間関係が自分の利益になる相手とだけ関係するものに変化したと言われている。それは本当なのだろうか?皆が資本主義の考え方に取り込まれて、自分の利益にならない相手とは関係をしないで、自分の利益になる相手とだけ関係するとい…

不本意な生き方をしてしまうのはなぜなのか

不本意な生き方をしてしまうのはなぜなのか。それは生物の基準の成功を満たすことを目指してしまうからだろう。生物の基準とは死んでいるか生きているかのどちらであればいいのかの基準である。もちろん生きている状態が生物の基準では成功である。 ただ生き…

誰かと一緒にいたいと思う感情

人に備わっている誰かと一緒にいたいと思う感情、一人でいると寂しい、誰かにそばにいてほしいという感情、他者を求める感情は何のためにあるのか。それは誰かと一緒にいる状態のほうが生存に有利になるという目的のために設定されている。だから一人でいる…

他者の言動を非難すること

他者の言動を非難したくなる相手は大抵自分と付き合いのある相手である。その非難をなぜするのかというと、その人との今後もつきあいを続けていくべきかをその言動によって変える必要が生じるかもしれないと考えるからだ。つまり自分にとって不快な言動をさ…

物語を作ること

誰かを説得しようとするにはどんな方法があるのか。人を説得しようとして理屈を説明してこれはこうなっているのでこう考えるのが正しいと力説しても難しい。人を説得するにはその人が自然に納得させられる状態を作るのがよい。その方法には物語が有効だ。そ…

人は抽象概念をどう理解しているのか

人は抽象概念をどう理解しているのか。よく考えると謎である。猫とか犬とか具体的に目に見えるわかりやすい存在であるならば、自分と他の誰かが同じものを猫とか犬と見做している、同じような対象に同じような見方をしていることがわかると思う。しかし抽象…

表現をする動機

もし人が今十分幸せで自分の人生に満足しているのなら、その人は何かを表現しようとするだろうか。何か満たされない不満なことがどこかにあるから、何らかの表現をする行為に向かわされるのではないのか。それならばこの世界に多様な表現があふれていて、多…

誰かの悪口をいうこと

他の人に聞こえるように誰かの悪口を言う人がいる。その人は自分の行為に周りの人が同意してくれるかどうかを試している。自分に同意してみせてくれる人がいたら、その人は自分に合わせた行動をしてくれる人なので、自分の仲間でいてくれる相手だと思う。そ…

富は外からやってくる

人の集団には内集団と外集団がある。内集団内では資源はメンバーに再配分されるだけで内集団内では富は増えることはない。富は内集団が所有している土地などである。決まった大きさの土地で農耕をして自分たちが必要なものを収穫して手に入れて配分する。そ…

現在と過去と未来の時間概念

人に現在の時間概念しかなければ悩み苦しむことはないだろう。なぜなら今起きていることに対処するだけになるからだ。人が悩み苦しむことになるのは現在以外に過去と未来の時間概念を持っているからだ。 現在厄介な事態が生じたときに人は過去の時点で違う行…