2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

誰かと一緒にいたいと思う感情

人に備わっている誰かと一緒にいたいと思う感情、一人でいると寂しい、誰かにそばにいてほしいという感情、他者を求める感情は何のためにあるのか。それは誰かと一緒にいる状態のほうが生存に有利になるという目的のために設定されている。だから一人でいる…

他者の言動を非難すること

他者の言動を非難したくなる相手は大抵自分と付き合いのある相手である。その非難をなぜするのかというと、その人との今後もつきあいを続けていくべきかをその言動によって変える必要が生じるかもしれないと考えるからだ。つまり自分にとって不快な言動をさ…

物語を作ること

誰かを説得しようとするにはどんな方法があるのか。人を説得しようとして理屈を説明してこれはこうなっているのでこう考えるのが正しいと力説しても難しい。人を説得するにはその人が自然に納得させられる状態を作るのがよい。その方法には物語が有効だ。そ…

人は抽象概念をどう理解しているのか

人は抽象概念をどう理解しているのか。よく考えると謎である。猫とか犬とか具体的に目に見えるわかりやすい存在であるならば、自分と他の誰かが同じものを猫とか犬と見做している、同じような対象に同じような見方をしていることがわかると思う。しかし抽象…

表現をする動機

もし人が今十分幸せで自分の人生に満足しているのなら、その人は何かを表現しようとするだろうか。何か満たされない不満なことがどこかにあるから、何らかの表現をする行為に向かわされるのではないのか。それならばこの世界に多様な表現があふれていて、多…

誰かの悪口をいうこと

他の人に聞こえるように誰かの悪口を言う人がいる。その人は自分の行為に周りの人が同意してくれるかどうかを試している。自分に同意してみせてくれる人がいたら、その人は自分に合わせた行動をしてくれる人なので、自分の仲間でいてくれる相手だと思う。そ…

富は外からやってくる

人の集団には内集団と外集団がある。内集団内では資源はメンバーに再配分されるだけで内集団内では富は増えることはない。富は内集団が所有している土地などである。決まった大きさの土地で農耕をして自分たちが必要なものを収穫して手に入れて配分する。そ…

現在と過去と未来の時間概念

人に現在の時間概念しかなければ悩み苦しむことはないだろう。なぜなら今起きていることに対処するだけになるからだ。人が悩み苦しむことになるのは現在以外に過去と未来の時間概念を持っているからだ。 現在厄介な事態が生じたときに人は過去の時点で違う行…