2020-01-01から1年間の記事一覧

他人とのコミュニケーション

他人とコミュニケーションをとることとはどういうことなのだろうか? 人は自分の目からしかこの世にあるあらゆる物事を見ることはできない。それは人の場合も同じである。自分の目から見た相手とコミュニケーションをすることになる。 大抵この人はこういう…

コントロールしたい欲望

人には何かをコントロールしたい欲望がある。たとえばダイエットは自分の体をコントロールすることができる欲望の実現になる。 コントロールをしていると実感できると気持ちのよい状態になる。だから気持ちのよい状態になることを求めて何かをコントロールで…

親の問題

親も共同体の一員をやっている。親も自分が共同体にふさわしいということを証明しなければならない。そうすると子供の味方をすることができなくなることがある。それがしばしばおこる問題である。 親は家族という関係性の中だけで存在することはできない。生…

自分の命を守らないこと

人は共同体を作って生きているので、自分ひとりだけの命を守って生き延びようとは意外と思わない。共同体の中にいる状態でないと生きていくことはできないと思っている。だから生き延びようとするときも誰かと共に生き延びることを考える。一人で逃げ出すこ…

親切にしたのに見返りがないと腹が立つこと

親切にしたのに見返りがない場合、腹が立つのはなぜなのか。もし親切にしたにも関わらず見返りがない場合でも不快な気分にならないように人が設計されていたとしたらどうなるのだろうか。 誰かに親切にする人と親切にされてもお返しをしない人との間にも関係…

会食

会食は人が同じ共同体のメンバーであることをお互いに確認し合うための儀式である。 一緒に同じ場所と空間を共有して私たちは同じ共同体のメンバーだよねということをお互いに確認し合って、共同体の結束を高めるために行う。同じメンバーで会食を何度も行う…

自分が共同体の中でどれぐらいの重要度を占めているか

人が一番知りたいことは自分が共同体の中でどれくらいの重要度を占めているのかである。自分がどれくらいの重要度を占めているかで自分が共同体から排除されることになるのか排除されないでいられるのかが決まると思っている。だから四六時中自分の重要度が…

幸せそうに見える人は幸せなのか?

幸せそうに見える人は幸せなのだろうか?インスタなどでキラキラした生活を見せている人は本当に幸せなのか?本当に幸せというより、人にうらやましがられることが快になるから、キラキラした生活を送っているように見える写真をアップしたりするのだと思う…

物語は誰のもの?

人は物語を集団で共有してきた。面白い物語は共同体の中で共有され、同じ共同体のメンバー同士が同じ物語について話をして物語の面白さを共有して楽しんでいた。メンバーの中にはその物語の続きを発展させたり、違う展開を考えたりする人が現れた(今でいう…

共同体維持派

大抵の人は共同体維持派である。共同体維持派の優先することは共同体維持である。共同体維持派は自分の主張を強く持たない。自分の主張を強くすることは共同体の崩壊をもたらすだろうと思い、強い主張をすることを避ける。自分の欲望を直視することも避ける…

野心がないこと

大抵の人には野心がない。特別やりたいこともなければ、実現したい夢もない。そこそこの生活が送れればよい。そんなに大勢の人たちと知り合いになりたいわけでもない。そこそこ気の合う人がほんの少しいればよい。あまり大きな望みを抱くことがない。 世の中…

敵・味方に分ける政治ゲーム

私は敵・味方に分ける政治ゲームに参加するのが好きではない。しかし意見を表明すると賛否の違いで敵・味方に分ける政治ゲームに参加させられてしまう。また趣味などの好き・嫌いの表明をしても、好悪の違いにより敵・味方に分ける政治ゲームに参加させられ…

本を読む動機

人は自分の見る世界しか知ることはできない。同じ風景を見ていても同じ光景を見ていても、他人の目にはどのように世界が見えているのかわからない。人それぞれが生きていた経験に基づいて自分の目に映る世界を人は解釈する。だからせめて本を読む。ほかの人…

人の悩むこと

一人でいるより誰かと一緒にいるほうが生存に有利であると感じる。だから誰かと一緒にいようと思うが、知り合う人はどういうわけか自分を不快にさせたり、自分を傷つけるような人ばかりであること。誰かと一緒にいることを選ぶほうが自分の生存が不利になっ…

気の合う人

誰にでも気の合う人が探せばいるだろう。しかし問題は気の合う人に知り合う機会があるかどうかだろう。人の寿命がものすごく長く(200年とか)世界中どこにでも移動することが簡単にできるのであれば、世界中を移動していくうちに自分と気の合う相手と出会う…

怒りについて

怒っている人と対峙して恐怖を感じて譲歩してしまうのは、怒りを感じている人に対して譲歩しなければ殺されると思うからである。怒りを表明するということは相手に対して対応を考えなければお前を殺すこともありうるという意見の表明である。なので怒りを表…

意見をはっきり言う人と言わない人

意見をはっきり言う人と言わない人がいる。意見を言わない人は意見を言って問題を可視化すると、自分のいる共同体が壊れるのではないのかということを恐れている。自分の共同体には何も問題がない状態にしておきたい。問題を可視化して問題解決に向けた動き…

悩みから解放されたらどうなるのか

人はいろいろな悩み事を持っている。自分を苦しめている悩みがなくなればいいと思う。しかしもし悩みから解放された状態になったらどうなるのだろうか。 人は自分はこういう人間である、自分の特徴はこれだ、自分の性質はこれだと思っている、自分のアイデン…

人口増加を望むわけ

国家の人口減少を問題とする考え方がある。人口増加をなぜ望むのかというとライバルであるほかの共同体(国家)と競争する上で人口増加が競争に勝つために有利になるという考えを持っているからだろうと思う。それは戦争を念頭に置いている場合もあるし、経…

逸脱する人を叩く人叩かない人

逸脱する行為をする人を叩く人は、その人の逸脱する行為を自分のいる共同体の多くのメンバーが真似をするだろうと考える。逸脱する行為をする人が増えれば自分のいる共同体の秩序が壊されて、共同体の崩壊をもたらすだろうと予想する。共同体の崩壊を恐れる…

本を読むことと自分の世界観

本を読んでもたいていの人は自分の世界観でしか内容を解釈できないように思う。自分の世界観に合う部分だけに焦点を当てて内容を理解するか、本の内容を自分の世界観を強化するように読み替えることになる。それには理由がある。 自分の世界観というのは自分…

変わっている人

自分は変わっていると自覚している人は自分の変わっている性質を受け入れられるのなら、楽に生きられるだろう。しかし人と同じでなければならないという考え方を持っている人は、人から変わっていると思われることは望まない。 人と同じでなければならないと…

承認欲求と人の見える世界の狭いこと

承認欲求というものがある。他人に認められたいという欲求のことである。しかしこの承認欲求はどこにいる誰に対して向けているのだろうという疑問がある。 たとえば一億人ぐらいの人々から認められたいなどと思うものだろうか?大勢の人たちから認められるこ…

小さい共同体が大きい共同体に移行したわけ

人間社会では今は国民国家という枠組みで運営がされている。国民国家のような規模の大きい構成員がいる大規模集団ができたのはなぜなのだろうと疑問に思っていた。 最初人間は少人数の顔見知りだけで構成されているような小さい共同体を作っていたのだと思う…

共同体内に分断があると何が困るのか

分断を問題視する考えがあるのだが、一体分断があると何が困るのかと考えることはあまりされていない気がする。それを考えてみたいと思う。 共同体内に分断が生じているどうなるのか。同じ共通の目的が生じた場合でも協力できなくなる。そうすると何が困るの…

結婚相手の選び方あるいは結婚するということ

結婚相手を選ぶときに人は何を選択基準にするのか。今は恋愛結婚だから自分が好きになった相手を選ぶのだと言われる。本当にそうなのか? 一番大事なのは、その相手と結婚したら自分の生活がどれくらい変わる可能性があるのか?ではないのだろうか。結婚をす…

自己について

自己、自我というものがある。自己、自分自身がどうであるのかというイメージは自分ひとりで作り上げることができるものではないのではないかと思う。 自己の中には人からどのような人に見られているかという内容が含まれている。自己とは他者と関わり合いを…

ゲーム依存症について

人の大雑把な設定は快を感じることをやろうとし、不快を感じることはやりたがらないようになっている。人がほかの人と関係を持つことをしようとするのは、ほかの人と関係をしている状態から快の感覚を得られるからだろう。つまり人と交流をすることが楽しい…

メリットとデメリット

メリットとデメリットはセットになっていると思う。メリットだけがあり、デメリットが全然ないものはない。選択肢が複数ありどれかを選ぶときには、その選択をした場合のメリットとデメリットを比較して決めるだろう。その場合、メリットとデメリットをどう…