孤立はよくないことなのだが

孤立した状態でいることは健康によくない。孤立した状態でいると精神的にも悪い影響が出る。だから人は孤立した状態でいると、人と交流をしたくなる。人と交流することで健康状態もよくなり、精神にもよい影響が出る。これは本来よいことだ。

しかし感染症が流行っている状況では悪いことになる。

人は社会的動物であり、一人で生きていくことはできない設定になっている。だから人と交流を促すために孤立すると不安を感じ人と交流することを促されるようになっている。しかし感染症が流行っている状況でこの行動を実行すると、感染が広がり自分が会いに行った人や自分が感染する。

感染症が流行っているような状況では、健康によいことをすると健康に悪いことになるのだ。ジレンマである。

本来生存に不利な、人と交流をしなくても孤独感を感じないレアなタイプの人のほうが生存に有利な状況が一時的に起こる。

通常と違う状況では生存に有利なタイプが生存に不利になったり、生存に不利なタイプが生存に有利になったりすることがある。多様性はこのためにある。