娯楽産業は何のために存在しているのか

映画、演劇、芸術、スポーツなどの娯楽産業は何のために存在しているのか?

共同体を作るために存在しているのではないのか。何か共通のものを共有させてそれのまわりに人々を集まらせる役割があるように思う。

人が共同体を作るには何かまとまる理由を作らなければならない。たとえば面白い創作物があれば人々はそれに集まり、それを楽しみ、より大勢の人たちと共有しようとする。そしてその創作物を中心にした共同体ができあがる。

同じスポーツの試合を楽しむ人たちはそのスポーツを中心に集まり、それを共有する。

何らかのスポーツを中心にした共同体ができあがる。

娯楽産業は基本的に共同体を作ることに特化した産業なのである。

その性質上感染症対策とは非常に相性が悪い。

ただし人は共同体を作ることで生き延びてきた。だから何か理由をつけては共同体を作ろうとする。共同体を作ることは本能に近い。

感染症対策は共同体を作らせないという方向を目指すような内容になってしまう。

そうすると共同体を作ることで生き延びてきた人間は共同体を作ることを禁じられているという気持ちになり、生存を脅かされている気分になる。

感染症対策は共同体を作りたがる人間の性質と非常に相性が悪い。