新型コロナウイルスの問題

新型コロナウイルスで起きると予想されること。ほとんどの人が軽症で済んだとしても、その中の誰かが重い症状になること。

誰かに会いに行った結果感染が広がった場合、ほとんどの人が軽症で済んだとしても、その中の誰かが重い症状になったりして差が生じることが起こりうる。

たとえば10人のグループがあって、その中でウイルスが広がったとしよう。8人が軽症で済んだとしても、2人が重い症状になり、後遺症が残るとする。そうしたらその10人のグループの人たちはその後も関係を続けていけるだろうか。メンバー間に何らかの差ができてしまったら、もう以前と同じ立場で付き合いを続けていくことが難しくなるだろう。

同じように感染したとしても同じような結果にならない。それが問題なのだ。

感染するのが怖いというより、感染した後に差ができること、差ができた結果関係性に変化が起きてしまうのではないのか、その関係性の変化を受け止めることができるのか、そのことが一番の問題である。起きたことのもたらす結果をそのまま受け入れることができるのか。その自信がないのだ。人はどんなものであれ変化を受け入れることが難しい。起こすつもりで起こした変化なのか、避けたかったのに避けることができなかった変化なのか、いずれにしても変化が起きることはある。その変化がもたらす違った状態を受け入れることができるのか。そしてその変化にどういうアクションを返すことができるのか。アクションを起こしたことでまた何かが変化していく。何もアクションをしないということと、何かアクションをするという決断をすること。変化が起きるとそれを迫られる。