秘密を守ってくれそうな人

自分の秘密を打ち明けるとしたらどんな人を選ぶだろうか。

秘密を守ってくれそうな人を選ぶだろう。秘密を守ってくれそうな人はどんな人だろうか。

秘密が外部にもれる可能性が低い相手だろう。それは交友関係の少ない人だ。交友関係が少なければ誰かの秘密を聞いたとしても、たとえば友人が一人しかいなければその秘密はその一人にしか伝わらない。一番いいのは交友関係のない人だ。

秘密主義の人はどうだろうか?自分自身のことについて何も人に語らない秘密主義の人であれば他人の秘密もしゃべることもないだろう。

また噂話をしない人もよいだろう。人にあまり関心がない人であれば他人の秘密を吹聴する可能性も低いだろう。

しかし困ったことがある。秘密を打ち明けたいと思う相手は自分が信頼することのできた相手なのだ。

自分自身のことについてあまり語らない秘密主義の人はその人がどういう人なのか(性格や趣味、どういう生活を送っているかどうか)などが一切不明なので親しみがわかない。そういう人は信頼感情がわきにくい相手なのだ。

また交友関係の少ない人とはどうやって知り合えばいいのか?友人が多い人のほうが交友関係が生まれやすい相手である可能性が高いだろう。友人の少ない人とどこで知り合うのか?

友人がたくさんおりいろいろなことをしゃべり、自分自身のことについてもあけっぴろげに話す人は親しみがわき、信頼感情が芽生えたりする。だから自分の秘密を打ち明ける相手として選びたい気持ちになる。だがそういう人が秘密を守ってくれる相手なのかどうかは疑問である。

そういう人に自分の秘密を打ち明けるという行為は何を意味しているのだろうか。

あえて秘密を守るのが難しそうな相手に秘密を打ち明けて、自分に対してどれくらい秘密を守るという信頼を裏切らない行動をとってくれるのかを試しているのだろうか?自分自身に対してどれくらい篤い友情を示してくれる相手なのかどうかを確認したいという思いで行うのだろうか?