人を外見で判断する人

人を外見で判断することの是非が問題にされることがある。しかし人を外見で判断しない人というのはどういう人なのだろうか。人の外見の特徴をよく見ていない人だろう。人の外見の特徴には特に関心がない。なぜなのか。ほかに関心を向けていることがあるからだろう。何か特定の目的があり、その目的を追求することに忙しいので、特につきあいたいと思わない人には関心を向けない。だから関心のない人の外見の特徴をよくみることをしない。ただ、自分の目的を達成するために他者の助けを借りる必要がある場合、助けを借りたい人の特徴をよく観察するだろう。この人の助けを借りることができれば、自分の目的達成に近づくだろう、よし、この人を協力者に選ぼうという目的をもってその人に近づいたりする。その場合外見の特徴ではなくその人の能力などを見極めようとするので、外見の特徴でつきあうかつきあわないかを選ぶ選択はしない。

その人の外見でつきあうかつきあわないかを決める人というのは、その場にいる人たちと交流を楽しみたいというのが目的の人であるだろう。人と交際して親密なつながりを楽しみたいということが目的なのである。外見で判断するのは感じがいい人とつきあいたいだとか、自分の好むタイプの人であるかどうかなどを見極めたいからだ。