リーダーになる目的

リーダーになろうと思うとき、何を目的としているのか。リーダーになることで実現したい目的は自分のいる共同体を生き延びさせることだ。それだけが望みだ。リーダーをやるのは大変だ。面倒くさい運営のやり方を決めたり、メンバーに協力をお願いして協力してもらうよう働きかけたりしなければならない。リーダーとしてうまく運営できなければ共同体の運営がうまくいかない。運営がうまくいかなければその共同体は生き延びることが難しくなるだろう。共同体の運営は大変な仕事だ。その大変なことをしてもリーダー個人としての利益などない。ただ自分のいる共同体が一日でも長く延命できる道筋ができるだけだ。

リーダーになろうとしている人は自分のいる共同体とそこに所属しているメンバーたちに対してとてつもなく大きな愛する感情を抱いている。だからリーダーになりたいと思い、実際にリーダーになることをする。だからリーダー個人に何も得になることがなく、ただ一日でも長く共同体が生き延びることができたこと、そのことに素直に感謝し喜びを感じる。