日本は国家の運営方針がわからない

日本はどれくらいの人口規模の国家としてやっていくつもりであるのだろうか。それがわからない。医療や医療従事者の人数、PCR検査の実施数をどれくらいの規模にするのかなどは日本がどれくらいの人口規模の国家としてやっていくつもりであるのかによって決まる。国家がその方針を決めてその方針に従ってできるような指示やそれに対して必要なものなどが現場に下りてきて現場の人たちがその決定に従う。もちろん無理な指示が来る可能性もあるので、現場の人たちはそれは無理だとかそれをするには必要なものが足りないだとかの要求をすることもあり、場合によっては従わないこともありうる(従えないような内容であることもあるので)。

しかしとりあえず国家としての方針があってそれが現場におりてくる。

がそういう方針みたいなものが見える形になっていないような気がする。よくいえば現場の自由裁量に任されている、悪く言えば現場に丸投げされている。

もし国家としての方針がなくて、現場で適当に?判断してやってくださいと言われたら、現場は現場でできる範囲のことを決めて運営をすることになる。

だけどそうすると国家の方針で決まる内容のことが現場の実際にできる範囲の内容で決定されてしまうことになる。

これは現場の人間としては非常につらい状況になるのではないのだろうか。現場は決定権がないにも関わらず、実際に運営をすることによって決定権があるかのように見えてしまう。