多様性の必要性

多様性は必要だということを実感するためには、全人類が自分と同じタイプの人だけだったら社会は成り立つのかを考えてみればよいのではないのだろうか。

自分が人前に出るのが苦手なタイプだったら、人の注目を浴びることをしたがらない人だけで社会が構成されることになる。グループのリーダーをやる役割の人が誰もいなくなる。

自分が人前に出て注目を浴びるのが好きなタイプだったら、人の注目を浴びないが必要な役割を果たす人が誰もいなくなる。

自分が楽観的なタイプだったら、悪いことを想定してそれに備えておく悲観的な想定をする人が誰もいなくなる。

自分が悲観的なタイプだったら、新しいことをチャレンジする人が誰もいなくなる。

自分とは違うタイプの人が自分ではできない役割を代わりにやってくれている。それで社会が成り立っている。それが多様性があるということだ。