ツイッターなどで会う人にマウンティングしたくなるわけ

ツイッターで会うだけの人にマウンティングしたくなるのはなぜなのか。

たぶん同じ身内の共同体内にいる人と勘違いしてしまうからなのではないか。

同じ身内の共同体内に順位がある場合、順位の高低で自分の取り分が変わる可能性があるから。共同体内で共有されている資源は共同体内のメンバーに分配される。その分配の量がどうなるかというと共同体内に順位がある場合、上位の人物のほうがたくさん分配され下位の人には少なく分配されるだろう。だから共同体内の順位を気にして人は他の人より自分の方が上であると共同体内のメンバーに見えるように示したくなる。

自分の周囲でよく見かける相手というのは同じ身内の共同体内にいる可能性の高い人の可能性が高い。だからツイッターで見かけるだけの相手であってもよく目にするから自分と同じ共同体内にいる気になる。なのでつい自分たちを見ている人たちに向かって、自分の方がその人より上の順位にいるよと示したくなる。

しかしツイッターで会うだけの人は自分と同じ共同体内にはいない。資源の分配に影響はしない。

現代は明確な身内の共同体に相当するところがない。しかし明確な共同体があったときの習性が残っている。だからついツイッターで見かけるだけの相手にマウンティングしてしまう。それで自分の資源の分配が増えることはもう起きないのだが。