温暖化でおきることとその対策

「環境少女」グレタ・トゥーンベリさんの件が話題になっている。
温暖化の危機を訴えているようだ。温暖化で何が起こるのか。具体的に考えると今人が住んでいる場所に人が居住できなくなることだろう。

台風、大雨、洪水などがたびたび起きる。毎年自分の住んでいる家が洪水に見舞われたり、床上浸水が起こるなどという状態になる。そうしたら毎年家を修理しなければならなくなりとても人が住み続けることが難しくなるだろう。そうして人が住めなくなった土地ができ、そこから人がまだ住める場所を求めて移動をしなければならなくなる。

また農業に対する影響もある。今農地として活用している土地が耕作に適さなくなった場合、その場所では農業が行えなくなるだろう。食物の生産量が減るだろう。

そのようなことが温暖化で起こりうる。

温暖化への対策を考えるべきだという意見があり、トゥーンベリさんなどはそういう考えでいるようだ。

温暖化に関しては人が環境を変えてきたことが影響しているので、人が環境を守るように行動を変えれば温暖化の影響を防げるだろうという考え方のようだ。

ただ温暖化の影響が人が環境に手を加えすぎたことによるものであるのか、ただ単に地球環境が今変動の時期を迎えていることによるものであるのか私の知識ではよく分からない(両方の要因があるのかもしれない)。

温暖化をこれ以上進行させない方法を考えるのもよいのかもしれないが、地球上にいる大勢の人たちの意識を温暖化をこれ以上進行させない方法に向けて行動するように仕向けるのは難しいのではないのかと思う。

それよりはもう起きる可能性のあることに対して対策をする方向で検討したほうが良いのではないのかと思う。

具体的には自分の住んでいる地域が洪水や大雨の影響でずっと住みつづける事ができなくなることを考慮に入れて暮らすことである。その場合住宅を購入するよりは賃貸契約で暮らす選択をして、いつでもその場所を移動できることを念頭に置いて暮らすことである。また所有するものもいずれ起きる洪水のためにダメになってしまうだろうと予想して、あまりものを持たない暮らしをすることである。

農業に関しては個人に取れる対策はあまりないだろうが・・・(農業従事者であっても同じだろう)。

本当に毎年洪水や大雨の災害に見舞われるようになったら、住宅や物を所有する生活からシェア経済のような方向に多くの人々の生活が変わっていくだろう。つまり今の所有を中心にしている資本主義の形が大幅に変わっていくことが起こりうる。

人為であれ自然現象であれ、人は環境の変化に適応して暮らしてきた。だからきっとどうにかなる、というよりどうにかしてきた、これまでもこれからも・・。

定住して物を所有する今までの生活を変えなければならないとしたら慣れるまでは大変だろうが。

まだ住める土地を巡って戦争が勃発するかもしれないが、それに対する対策も個人で考えるのはちょっと難しいかもしれない。