人口が増えるということ

人口が増えるということはどういうことなのだろうか?人口の増えた分の人たちはどういった人たちなのだろうか?

贈与の共同体がA、B、Cと複数あるとする。贈与の共同体Aのメンバー同士は自給自足体系で各々が必要な分を生産し、メンバー分だけ再配分をする。生産分は共同体内で消費されるので人口は一定である必要がある。もし人口が増えると共同体Aの中の資源が足りなくなる。だから人口が増えたら共同体Aから外の共同体へ出て行くか、もしくは別の役割を果たす必要がある。共同体Aの中にとどまったまま、増えた分の人たちは何をやることになるのか?それには外部にある別の贈与の共同体Bに対する何らかのサービスを提供して財産で対価を得ればよい。つまり人口が増えた人たちというのは外部の共同体にサービスを提供して自分たちの資源を別途得る必要がある。人口が増える、増加する現象とは外部の共同体向けのサービスを提供して外貨を得る経済活動に伴って起こることなのだ。そのことが理解されていない気がする。人口を巡る議論が混乱するのはそのせいだ。人口増を可能にするには、外部の共同体向けの経済サービスを提供できることが必要になる。